納期に注意が必要な製品を、
AIで拾い上げる。
金型メーカー・MTCの実践。
製品の状況を見て、次の対応を考える。日々の納期管理にAIを生かす本田社長は、基幹システムのクラウド化にも、ご自身で検討を進めています。
製造業生成AI活用コンサルティング打ち合わせと、当日のその後の経過

写真提供:株式会社 MTC
今回の相談
自分でAIを使って、仕事やシステムの改善を進めたい。そのうえで、進め方に無理がないか、気づいていない危険な点がないかを、相談できる相手がほしい。
本田社長との対話から見えてきたのは、そんな支援のあり方でした。
金属部品の「かたち」をつくる、金型の会社。
株式会社 MTCは、1989年に設立された岐阜県多治見市の会社です。金属を常温に近い温度で圧縮して成形する「冷間鍛造」に使う金型・工具を設計し、製作しています。

顧客は、冷間鍛造で部品をつくるメーカー。求める形状や加工の条件に合わせた金型づくりを通じて、生産を支えています。公式サイトでは、加工工程の集約や軽量化、強度向上など、金型の工夫によるものづくりの改善も紹介されています。

設計した金型を、製作し、納める。その過程で、製品ごとの工程と納期を見渡すことは大切な仕事です。本田社長は、この日々の判断に生成AIを生かしています。
注意が必要な製品を拾い上げ、対応へ。
本田社長が取り組んでいるのは、受注や工程の情報をもとに、納期に注意が必要な製品をAIで拾い上げ、確認や対処につなげる使い方です。
工程が止まっているのか、保留になっているのか、それとも相手からの回答を待っているのか。同じように動きがない製品でも、理由によって取るべき対応は変わります。AIに状況を整理させ、確認すべき対象を見つける手がかりにしています。
注意する製品を探す
納期や工程の情報から、確認が必要な対象を拾い上げる。
止まっている理由を見る
工程の停滞、保留、相手の回答待ちなどを確かめる。
人が次の対応を決める
事情を確認し、関係先への確認や仕事の進め方の判断につなげる。
本田社長の実践を整理した説明図。遅延を自動で確定する仕組みや、将来の遅延を予測する精度を示すものではありません。
打ち合わせで共有された、実際の画面

打ち合わせでは、本田社長から、以前の出力に意図しないデータも含まれていたという説明もありました。結果を見て抽出条件を確かめ、現場の判断に使える形へ近づけていく段階です。表示件数は実績として扱わず、納期遅れの削減率などの効果も、ここでは示していません。
朝の「おはよう」は、こうした確認を始める入り口です。予定や訪問先の天気も合わせて整理していますが、仕事の中核にあるのは、製品の状況を見て行動につなげることです。
社内で動く基幹システムを、これからどう使い続けるか。
MTCさんの基幹システムは、同社が自社で企画した、受発注管理・工程管理・納期管理を行うシステムです。社内のサーバーで動くオンプレミス型で、日々の業務を支えています。本田社長は、日々のAI活用と並行して、この仕組みをクラウド化できないか、ご自身でも検討されています。
これまでの相談では、蓄積した業務データをもっと活用したいという関心と、工程管理を止めずに進めたいという意向がありました。検討を進める際には、いまの仕組みを長く使い続けるための課題も整理しています。
次の更新をどうするか
社内で持つサーバーを維持し、必要な時期に更新する負担をどう考えるか。
故障時に戻せるか
データを保存するだけでなく、仕事ができる環境まで戻せるかを確かめる。
変更し続けられるか
動作や仕様を把握し、今後の改修・移行を進められるようにする。
これらは、これまでの相談・技術検討をもとに整理した論点です。オンプレミスであることだけが原因ではなく、クラウドへ移すだけで解決するものでもありません。現場の仕事を止めない進め方、費用、今の業務との適合を見ながら考えます。
まちAIは、本田社長がAIと作った案を相談できる相手として、検討する方向と、実行前に確かめることを一緒に整理します。
自分で進める。その判断を、一緒に確かめる。
打ち合わせでは、納期管理へのAI活用に加え、自社システムの改善についても話が進みました。本田社長が望んでいたのは、自分で試しながら、進む方向や気になる点について別の視点から確認を受けることです。
まちAIからは、こうした対話を重ねながら進める方法や、テスト環境で確かめていく進め方を提案しました。AIの案をそのまま実行する前に、何を確認し、どこから試すかを具体的にしていく支援です。
実践と相談は、こうつながる
ボタンを押すと、今回の動きを順番にたどれます。
AIを使って、具体的な案をつくる
本田社長が、納期管理やシステム改善をAIと試す。実際の画面や案が、相談の材料になります。
クラウド化を試すために、必要なデータの相談へ。
打ち合わせの当日、その後のやり取りでは、本田社長からデータベースのバックアップについて相談がありました。クラウド化の検討を進めるため、テスト環境で使うデータを用意したい、という具体的な動きです。
まちAIからは、既存の日次バックアップを使えるのではないかと案内。その後、保存場所とファイル名についても確認の連絡がありました。
実践の画面と、クラウド化の案を共有
納期管理へのAI活用を振り返り、自社システムを今後どうするかを相談。
検証に使うデータを確認
テスト環境で使うためのバックアップについて相談。次に試す準備へ。
業務に使えるかを確かめる
環境の構築・復元の完了や、業務への適合は引き続き確認する事項です。
納期管理の実践と、基幹システムの将来の検討。どちらも本田社長自身がAIを使って進め、その過程でまちAIに相談しています。この記事では、現場で試しながら確かめている、その途中経過をお伝えしました。
まずは、お仕事の課題を
お聞かせください。
AIで取り組みたいことや、今お困りのことを伺い、支援の進め方をご案内します。
ご自身で試している画面や、進め方に迷っていることがあれば、その内容もお知らせください。
御社の仕事について相談する →ご希望の内容を伺い、お手伝いできる範囲と費用をご案内します。本記事は打ち合わせと、その後の連絡内容を要約して構成しています。発言の逐語引用ではありません。