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AI社員の仕事ノート / 開発ノート 01

相談支援の記録をAIで下書き。各務さんのデモで、受付票を作ってみました

文:まちのAI製作所2026年9月8日 更新相談記録担当・各務 修(かかむ おさむ)
案内役の各務さん(架空のAI社員)

面談の内容を入力すると、どんな記録ができるのか。今回は、各務さんのデモシステムで、架空の初回相談を「相談受付票」の下書きにしてみました。

会話を入れる。AIが項目ごとに整理する。人が読み直して、必要なところを直す。保存した内容を帳票で見る。その流れを、実際に操作した画面で紹介します。

各務さんは、まちのAI製作所が開発している相談記録の業務支援システムの案内役です。面談のあと、白紙の帳票を前に考え込む時間を軽くすることを目指しています。

画面は2026年9月8日に社内デモで撮影しました。人物・事業所・会話はすべて架空です。今回は用意した会話テキストから下書きを作る実演で、録音や音声の文字起こし精度を検証したものではありません。

動画で見る:下書きから修正まで

約1分46秒。実画面を順に切り替え、説明字幕と日本語の合成音声で、この記事と同じ例を紹介します。すべて架空のデータです。再生すると音が出ます。

動画をダウンロード(MP4)

1. まず、面談で話した内容を入れる

今回の相談者は、青葉太郎さんという設定です。就労継続支援B型に週3回通っていて、朝の準備に時間がかかることがあります。会話の最後に、これからの希望を話しています。

「今の週3回のペースで通いたいです。朝の準備をもう少し落ち着いてできるといいです。」

この会話をデモの入力欄に読み込み、外部AIへの送信とデモ環境への保存を確認してから、「AIで自動記入」を押しました。

デモの会話テキストを読み込んだ入力欄の一部と、AIで自動記入ボタン。相談員と本人の発言が並んでいる。
① 入力した会話の一部。このテキストをもとに、AIが受付票の下書きを作ります。 画像を押すと拡大できます。

2. 会話が、受付票の項目に分かれる

「来所での相談」「相談者は本人」といった情報や、氏名・生年月日、相談内容が、それぞれの欄に入りました。会話を丸ごと読み返しながら転記する前に、帳票の形で見直せます。

AI処理後に保存した相談受付票の上部。下書き、要確認1、未記入21の表示があり、来所・本人が選択され、架空の氏名と生年月日が入っている。
② 保存した下書きの上部。未記入や要確認の欄が残っています。 画像を押すと拡大できます。

画面のすべてをAIが書いたわけではありません。受付日や対応者名はシステム側で入り、年齢は生年月日から計算されます。会話に出てこなかった住所などは空欄です。

氏名や生年月日には「書類確認」の表示があります。会話から拾えた情報でも、そのまま正しいとせず、書類と照合するためです。黄色の要確認表示だけでなく、記入された内容全体を見直します。

3. 抜けていた本人の希望を、人が補う

今回、AIが「相談内容」に書いた文章は、次のとおりでした。

就労継続支援B型に通所中。朝の準備に時間がかかるため、落ち着いて準備ができるようになりたい。

朝の準備については拾えています。ただ、本人が話した「今の週3回のペースで通いたい」という希望が抜けていました。そこで元の会話に戻り、入力欄を直接書き直しました。

朝の準備に時間がかかることがある。本人は就労継続支援B型への週3回の通所を続け、朝の準備を落ち着いて行いたいと希望している。

人が修正して保存した相談内容。週3回の通所を続けたいという本人の希望を補っている。相談内容の分類には要確認の印が残る。
③ 本人の希望を補って保存した画面。文章の修正と、分類の確認は別の作業です。 画像を押すと拡大できます。

文章が自然に読めても、必要な話が全部入っているとは限りません。各務さんに下書きを任せたあと、人が見るのはこういうところです。誰の発言か、希望が抜けていないか、話していないことを足していないか。会話と照らして仕上げます。

相談員の判断を書く「所見」は、AIの自動記入から外しました。今回の画面でも空欄です。状況をどう捉え、どんな支援を考えるかは、相談員が確認して記入します。

4. 保存した内容を、印刷用の帳票で見る

書き直して保存し、「印刷ビュー」を開くと、同じ文章が帳票に反映されました。編集画面から別の書類へ、もう一度打ち直す必要はありません。

同じ受付票の印刷用表示の上部。下書きの表示と、週3回の通所を続けたいという修正済みの相談内容が載っている。
④ 保存後の印刷用表示。本文を補った同じ記録で、まだ下書きの状態です。 画像を押すと拡大できます。

今回は文章の修正と保存、印刷用表示まで試しました。書類との照合や相談内容の分類など、未確認の項目があるため、帳票を確定していません。印刷用の画面にも「下書き」と表示されています。

自分たちの帳票でも、こう使えるだろうか

今回試したのは、一つの架空の会話と相談受付票です。短い会話でも、AIが拾えたことと、人が補う必要のあることがありました。実際の業務で使うには、長い面談や複数人の発言、事業所ごとの様式でも確かめていきます。

「文字起こしはあるけれど、帳票にするところで手が止まる」「同じ話を別の書類に何度も書いている」。そうした作業を伺いながら、下書きづくりをどこまで手伝えるか考えていきます。録音への同意、AIに送る情報、保存の扱いも、業務に合わせて確認します。

この記事は社内デモの操作記録です。導入先での実績や時間短縮効果を示すものではありません。各務さんは架空のAIキャラクターで、相談対応や支援方針の判断を代行するものではありません。

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