仕事ノート / モニタリングの記録
モニタリングの記録、
どこまで入力を任せられる?
「下書きができる」だけでは、導入する価値は分からない。
実際に何文字書き、どこを直したのか。同じ3欄で比べました。
3欄の文章をすべて入力
+31文字を削除 / 3欄とも確認
架空の面談1件・「本人の感想・満足度」3欄の比較です。職員の作業時間や、帳票全体の削減率を測った数字ではありません。

AI社員 各務さんとは
面談の音声を文字に起こし、帳票の項目に合わせて下書きを入力する、開発中の業務支援システムです。まちのAI製作所が、事業所の帳票や仕事の進め方に合わせて開発・導入します。相談員が内容を確認し、必要な手直しをして使います。
実画面で見る
会話が欄に入り、
職員は必要な部分を書き直す。
青葉さんとの継続面談。「工房には12回中11回行けた」「前より焦らなくなった」「図書館を続けたい」。この架空の音声をデモに取り込み、できた下書きを確認しました。
全文を書く代わりに、3か所を修正。
通所の数字や図書館を続けたい気持ちは下書きに入りました。ただ、本人の言葉より強く言い切った箇所もあります。今回直したのは、次の3か所です。
「まだ考えていない」を残す
「増やすのは、まだ考えていない」と話す。
今後も増やさないと決めたわけではないので、言い方を戻しました。
理由を補いすぎない
前より焦らなくなったと話す。
文字起こしに聞き違いもありました。音声に戻り、原因を決めつけない表現に直しました。
助詞を整える
図書館を2回利用。
継続したいという内容はそのままに、1文字を置き換えました。
3欄の初稿・修正後の全文と文字数
通所の様子
AIの初稿:工房には予定12回中11回通所。風邪で1回欠席。現在の通所回数に満足しており、増やす予定はない。
修正後:工房には予定12回中11回通所。風邪で1回欠席。現在の通所回数に満足しており、「増やすのは、まだ考えていない」と話す。
全文入力 59文字 / 修正で追加 20文字・削除 9文字
朝の準備
AIの初稿:チェック表を活用し、遅刻は1回のみ。雨の日の出発時間設定により焦りが軽減した。
修正後:チェック表を活用し、遅刻は1回のみ。前より焦らなくなったと話す。
全文入力 32文字 / 修正で追加 14文字・削除 21文字
図書館の利用
AIの初稿:図書館に2回利用。今後も継続を希望している。
修正後:図書館を2回利用。今後も継続を希望している。
全文入力 22文字 / 修正で追加 1文字・削除 1文字
「どの発言から書いた?」も確認する。
通所の欄には、「予定の12回のうち11回行けました。1回は風邪で休みました。」という発言の引用が残りました。下書きと照らせるので、確認の手がかりになります。

引用は発言の一部で、全文の正しさを保証するものではありません。朝の準備の欄には引用が付いていなかったため、音声との照合が必要でした。現在のデモでは、手入力で修正した欄の引用は解除されます。
入力は減っても、確認の仕事は残る。
| 操作・作業 | 空欄から入力 | AIの下書きを利用 |
|---|---|---|
| 準備 | 会話を確認し、文章を考える | 同意確認・音声取り込み・解析待ち |
| 3欄への入力 | 全文113文字を入力 | 3か所を置換 35文字追加・31文字削除 |
| 内容の確認 | 3欄を確認 | 3欄を確認・元の音声と照合 |
| 保存 | 保存して開き直す | 保存して開き直す |
同じ完成文を両方の画面で入力し、保存後の3欄が一致することを確認しました。今回は文章を新しく入力する量が減った一方、選択・削除や聞き直しは必要でした。これだけで「作業が何割減る」とは言えません。
事業者からの聞き取り欄、目標の達成度、計画変更の判断は未記入・未確認のままです。本人の発言だけで埋めず、別に確かめます。
比較の条件と、今回確認していないこと
2026年9月10日、架空音声「04-monitoring.mp3」を社内デモに取り込みました。比較対象はモニタリング様式の3つの「本人の感想・満足度」欄です。本計画の目標が未設定の検証データのため、目標との対応やモニタリング帳票全体の完成は検証対象に含めていません。
手入力側は、AI側を確認・修正した後と同じ文章を、別の空欄にブラウザ操作で入力しました。職員が独立して文章を作る実験ではありません。句読点・数字を各1文字と数え、実際の置換操作で追加した文字と削除した文字を別々に集計しています。打鍵数・クリック数・作業時間ではありません。
両方とも下書きで保存し、対象3欄の保存値が一致することを確認しました。スマホのスピーカーからPCマイクへの集音、実機印刷、時間短縮効果は今回未検証です。
音声・文字起こしは外部AIに送信され、文字起こしは保存されます。運用時は同意、閲覧権限、保存方法を確認します。AIの聞き取り・分類・文章化には誤りが生じるため、職員の確認が必要です。